蛍、納屋を焼く、その他の短編
村上春樹
秋が終わり、冷たい風が吹き始めると、彼女は時折私の腕に身を寄せました。ダッフルコートの厚い布越しに、彼女の息遣いを感じることができました。しかし、それだけでした。彼女が求めていたのは私の腕ではなく、誰かの腕でした。私の温かさではなく、誰かの温もりでした。もう戻ってこないあの時の視線、会話、思い、そして苦しみ。リリカルな七つの短編。
For:
学校から抜け出したい方
学校の楽しい過去を思い出したい方
学校の恋愛などで心を温めたい方
生きるとは、自分の物語をつくること
小川洋子・河合隼雄
人々の悩みに寄り添い、個人の物語に耳を澄まし続けた臨床心理学者と、静謐でひそやかな小説世界を紡ぎ続ける作家。二人が出会った時、『博士の愛した数式』の主人公たちのように、「魂のルート」が開かれた。子供の力、ホラ話の効能、箱庭のこと、偶然について、原罪と原悲、個人の物語の発見……。
それぞれの「物語の魂」が温かく響き合う、奇跡のような河合隼雄の最後の対話。(新潮文庫)
For:
将来について不安な学生の方
学業から逃げ出したい方
子供から大人に成長するのを不安に感じている方